世界的富豪兄弟のけんか
「幸福」とは
ある新聞に「世界的富豪兄弟がけんか…インド政府板挟み」という記事が出ていました。米フォーブス誌の世界富豪十傑にそろって名を連ねるインド最大の財閥「リライアンス」の経営者兄弟が、天然資源の開発を巡って対立を深め、間に入ったインド政府を当惑させている、というものです。背景には、創業者である父の死後、この当事者である長男のムケシュ・アンバニ氏(52)と次男アニル(50)両氏がことあるごとに対立、2005年にグループは兄弟間で事実上二つに分割され、現在に至るまで抗争が続いていることがあるようです。
長男のムケシュ氏は、インド風水ヴァーストゥを実践していることでも有名な経営者であることはこれまでも書いてきたとおりです。それでは派手な兄弟げんかをするくらいですから、インド風水の効果はまったくないのでしょうか?
地位も名誉も財産もあるからインド風水の効果がある、というつもりはありません。そんなことは当たり前ですね。インド風水の効果は何回も書いているので繰り返しませんが、一言で言えば「精神面から『運勢』をあげていく」というものですから。もちろんお金なんて関係ない、と言い切るつもりもありませんが。
ただ、これだけはいえるでしょう。兄弟げんかは誰でもします。それだけでその人の状況を判断するのはあまりにもばかげています。本人が幸せと感じているか否かは家族もわからないことが多いし、もしかしたら本人ですらわからないのです。そもそも、「幸福」とはその人がどこにその価値基準を置くかにもよるものです。