インド風水ヴァーストゥ解説書の編集方針

中立性を


 インド風水ヴァーストゥの原典は古代に編纂されたヴェーダであり、現在、インド本国で多数出版されているヴァーストゥに関する本は、ヴェーダに基づいていることになっています。

 しかし、ここで問題があります。それぞれの本で記述が微妙に異なっているのです。その理由は、ヴェーダの解釈にあります。つまり、ヴェーダを読む人によって解釈が異なってしまうのです。ただし、これ自体は仕方のないことでしょう。例えば仏教でも原典(経典)があるわけですが、解釈の違いなどから現在多数の宗派が存在します。

 インド風水ヴァーストゥ解説書の編集方針は、現在のインドでの解釈の最大公約数としました。そのため中立性を常に心がけ、時間をかけて多数の資料を読み込みました。これにより日本でインド風水ヴァーストゥが本格的に広まる前に、非常に信頼性の高い解説書が出来、さらに将来予想される次元の低いいわゆる「本家・正統論争」も避けることが出来たと自負しています。

 ちなみにわたしは聖者でもヒーラーでもない世俗の人間です。